不慣れな日常
不慣れな「日常」を過ごしている。
これは日常なのか?そんなもの最初から...
850年ノートルダム大聖堂があったからといって、851年目もあるとは限らない..
最近一日0.5~1本は観てる感じ。
2000年代のって何気にあまり見れていないことに気付いた。
その頃学生で、課題やらバイトやら遊びで忙しく
その後の社会人数年間もやはり
なんだか必死で映画を観ることに多くの時間を費やせなかった。みたい。
まとまった時間が手に入ったら、昔観た映画を見返すか
新しい出会いを求めるか、悩むところ。
以下私が最近見たもののチャラチャラした感想
(感想になってないものも多々、よってただの走り書き)
メアリーの総て(2017年 / イギリス・ルクセンブルク・アメリカ)
フランケンシュタインの原作者の女性作家メアリー・シェリーの話。
気になっていて公開時映画館で観たかったが行き逃した。
なんか場面展開というか編集が微妙だなーと思った。
DNA操作された人間の生のある未来。
DNA操作が人工なら、手違いだって起こるだろうな。(まぁそこはテーマではない)
人間は生まれ持ったDNAと共に生きていかなきゃならない。
人の持つ可能性を、誰が否定できよう。
ところで、
DNAによる選民はもしかしたらもうどこかでは始まってるんじゃないか?
四月物語(1998年 / 日本)
岩井俊二作品、久しぶりに観た。
松たか子の可愛さって私はよくわからなかったんだけどこの映画を観て可愛いな、綺麗だなってわかった。
隣人と関係を築こうとする場面とか、上京したての頃思い出した。いや、実際には声かけたりはしないんだけど笑
新しい環境でのぎこちなさ、わかる。
日本の美しさが観られる映画。
ブルー・バレンタイン(2010年 / アメリカ)
ライアン・ゴズリング様渾身のハゲ映画。
ミシェル・ウィリアムズが苦しそうで苦しそうで、
「限界なのよ!」ってとこ、本当に苦しそうだったよ。
今この瞬間にも彼女みたいに限界突破してどうしようもなくて爆発してる女性がいるのだと思う。
どっちも良くない男女
恋は、打ち上がって散る花火
ショーシャンクの空に(1994年 / アメリカ)
囚人たちが放送から流れてくる「フィガロの結婚」のオペラを聴くシーンがあるのだが
何歌ってっかはわからんが
ただ美しく
自由を感じる
と囚人が想いにふける。
歌詞もよく知らない昔から知ってる曲を聴くと泣きたくなることがある。誰にでもそんな経験はあるんじゃないか?
ただ美しいメロディー 音楽は誰からも奪えない
ツッコミどころはあるが救いのある物語。
序盤と怪人の登場シーンが好き。
女王陛下のお気に入り(2018年 / アイルランド・アメリカ・イギリス)
やっぱ多少腹黒くないと出世できないのかな。
恋のゆくえ / ファビュラス・ベイカー・ボーイズ(1989年 / アメリカ)
ジェフ・ブリッジス実の兄弟が兄弟役でピアニストコンビ?として出演している。
ミシェル・ファイファーが可愛くて綺麗。
色っぽすぎない金髪女優、はつらつ元気系の全盛期的な作品に出てる時期ってあると思うんだけど
例えばメグ・ライアンとかキャメロン・ディアスとかリース・ウィザスプーンとかアン・ハサウェイとか
(アンハサウェイは金髪じゃないけど)
ミシェル・ファイファーのキャリア的にはそんな感じの位置づけのような気がする。
でもダントツに色っぽい。
彼女の他の出演映画は見てないけど
ハリウッド女優はこういう毒のない恋愛もので下積みして人気を得て大物女優に成り上がって行くイメージ。
余談だけどジェフ・ブリッジス演じる役の常に斜に構えてる男の演技にイライラした。
芝居小屋から出世して女優になりたい女と若手貧乏作家の恋物語。
当時観たときは学生だったんだけど
中学とか高校とか、、
改めて観たらあーこんな曲使われてたんだーって再発見色いろあって面白かった。
Nirvanaのsmells like teen spirit 使ってたのとか当時は気付かなかったし。
今観ても面白いし好きな作品で、ユアン・マクレガー出てる中ではかなり好きかも。
ニコール・キッドマンに特に思い入れなかったんだけど
最近の50代になったニコールキッドマンの写真を見て
相変わらず綺麗だな、いい歳のとり方をしているんだなって勝手に思って好きになった。
余談ですが舞台はフランスでユアンはイギリスでニコールはオーストラリア。
ONCE ダブリンの街角で(2006年/ アイルランド)
「シングストリート」も良かったし、ジョン・カーニー作品との相性がいい。
「男」が歌う歌詞に「女」が元カノの影を見つけてどんな人?何があったの?より戻さないの?ってグイグイ質問するのに引いてたけど。
割と序盤のうちにクライマックス的場面が到来してもう二人が運命じゃない未来が見えないのに。のに。
主人公の二人に名前はなく、「男」と「女」
キャサリン・ゼタ=ジョーンズがやや情緒不安定気味な女シェフ。
イタリアンが得意なシェフと出会って..で、この男がアーロン・エッカートなので
いつ闇堕ちしてしまうんや...とアーロンの顎を見ながらハラハラした。(当然そのような展開にはならない笑)
ダークナイトの影響及びすぎ問題。
余談ですが原題は「NO RESERVATIONS」となっていて
予約なしとか自由席って意味ですね。
マーサの幸せのレシピ(2001年/ ドイツ)
私食卓とか調理のシーン出てくる映画好きなんですね。
前述「幸せのレシピ」のオリジナル。
女シェフが姉の子供と暮らすようになり
イタリア人のシェフと出会い
生活が変わっていく。
人生をレシピに例えるなら出会いはスパイス、的な?
音楽はジャズ多用してて素敵。
こっちもアメリカ版も主人公の住んでる家が素敵。
羅生門(1950年/ 日本)
幸せのレシピとマーサの幸せのレシピの間に羅生門を挟んで鑑賞する私のセンス。
黒澤作品あまり観ていない。白黒映画なのだけど見やすく。
恋するシェフの最強レシピ(2017年/ 香港・中国)
誰と一緒に食べるかって重要だよねー。
あーstay home中の一人飯飽きたなーー。
ベニスに死す(1971年/ イタリア・フランス)
アジアで発生したコレラが流行ってて、美少年追い回してるうちにコレラで死ぬって話だった。
びっミョーうにタイムリーな感じで苦笑いしてしまった。
ヴェニスの商人(2004年 / アメリカ・イタリア・ルクセンブルク・イギリス)
シェイクスピアってすごいんだな、いや、この映画の脚本がすごいのか?
改宗させるってめちゃくちゃひどいな。
ユダヤ人迫害という繊細な問題を扱っていて多分原作も暗にそうなのか、なるべく中立的に描いている。
シャイロック演じるアル・パチーノ。彼の演技の前ではパッサーニオや三つの箱の話は全くもって霞んでしまうのだった。蛇足にさえ思える。
台詞ではなく彼の言葉となって、多分いまの時代の人々の心にも突き刺す力がある。
昔「恋に落ちたシェイクスピア」を見たんだけど
その映画を思い出す時、劇中劇でグウィネスはなんで男の役を??
という疑問が内容よりも強烈に疑問として浮かび上がっていたのだけどそれから十年ぐらい経ったかもしれない今、これを見て合点がいった。
あの時のグウィネスの役はこの話のあの役をやってたのか、と。*1
で、これは全くもって喜劇ではない。映画としても喜劇としては描いていない。
私はJOKERを思い出したりした。
ブロークバック・マウンテン(2006年/ アメリカ)
五月晴れの日に、見たくなって。
美談じゃあないのよ。
ミシェル・ウィリアムズがまたもや不遇な妻役。。。
以前上司から、この映画のとあるシーンの話をされてから
気になってそれから割と早々ツタヤでレンタルをしたものの
傷ありディスクで冒頭の5分ぐらいしか見れず、それ以来CS放送にも巡り会えず
が、このstay home中にNetflixで観るという手を突然思いつき。(遅い)
そうしてやっとの思いで見た感じになったわけだが。
アメリカでも個性無個性で悩むんですね、そういうのは日本人の特権かと思ってた。(過言)
将来になんの不安もないはずのエリートなのに若きクリスチャン・ベールは殺人衝動を抱えていて...
名刺のデザインでマウントを取り合い、人気レストランの予約を取り合い、、
狭い世界で同じ動きをする細胞のような..遠目に見ればどこが違うのか。
結局は「あなたが誰であるか」ってのは誰の気にすることではない世界。
いわゆる風刺的映画、というか。
..ある意味喜劇だったかもしれない。
そしてまた私はJOKERを思い出したりした。
とりあえず、
狂気はわかったから仕事しろ。
MEG ザ・モンスター(2018年 / アメリカ)
いろんな映画の要素が詰まっていてこれはこれで感心してしまった。
びっくりするぐらいみんなノリが軽い。
人死んで一応悲しんでるっぽい感じなんだけどさ。
街のあかり(2006年 / フィンランド・ドイツ・フランス)
人生、希望は、失わない。
忘れやすいから、書いておく。
なんで今になってこの映画に気付いたのか。
でも今、観れて良かった。
色使いとかカメラワークが最高だった。王家衛以来の衝撃。
まとまった時間ができたら
小津安二郎監督作品の映画を観なければいけないな。
…今じゃね?